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異聞録はこんなゲームですよ! これから『女神異聞録ペルソナ』をやってみようかな〜という方へ。 |
『女神異聞録ペルソナ』のストーリー・イントロダクションある日、平穏な日常が異変に歪み、心の奥底に眠る「もう一人の自分」が発現する。『女神異聞録ペルソナ』は現代都市を舞台にしたジュブナイルRPGです。主人公は東京の郊外にある高校・聖エルミン学園に通う2年生男子。何ごともない日常、将来への漠然とした不安。誰もが何かを抱えながらも、平穏に過ごす学園生活。 体育祭をひかえたある日、主人公と友人たちは、未来の自分が見えるという占い遊び「ペルソナ様」を戯れに行う。その場で起きた奇怪な現象で気を失った主人公たちは、その意識の底で「フィレモン」と名乗る謎の人物に出会い、もう一人の自分自身「ペルソナ」の力に目覚め始める。 |
![]() 『女神異聞録ペルソナ』より引用 ⒸATLUS |
ーークラスメイトの少女、園村麻希。生まれつき体が弱く、半年前からは入院したきりになっていた。その日主人公たちが訪れた病院で、麻希の容態が急変。地震のような大震動ののち、麻希の姿は消え去り、変形した病院内にはおびただしい数の「悪魔」が現れる。この「異変」は街全体に及んでいた。 主人公となったあなたは「ペルソナ」の力を駆使し、同じくペルソナに目覚めたクラスメイトたちとともに、街を変貌させた異変の正体を探ります。 ↑発売当時のTVCMです。「もしも僕が悪魔でも、友達でいてくれますか?」「もしも私が悪魔でも、好きと言ってくれますか?」 |
ゲーム内容とシステム※ゲーム画面画像はすべてPS版のものです。 基本ゲーム進行システムは一般的なRPG形式です。ダンジョンや室内をつなぐフィールドを移動し、ダンジョンのクリア(ボス敵の撃破)等のイベントを経てストーリーが進行します。 ペルソナシリーズでは珍しくシナリオが複数あり、選択肢による分岐によってエンディングが変化します。 !P3以降との違い:学園生活やコミュのシステムはありません。フィールド、室内、ダンジョンで下の画像のように表示様式が異なります。(ちなみに、3Dダンジョンの操作感は同社作品『世界樹』シリーズや『ペルソナQ』シリーズが近いです。) |
![]() 『女神異聞録ペルソナ』より引用 ⒸATLUS ↑フィールド画面。角度は自由に変更可能。 |
![]() 『女神異聞録ペルソナ』より引用 ⒸATLUS ↑室内画面。固定クォータービュー。 |
![]() 『女神異聞録ペルソナ』より引用 ⒸATLUS ↑ダンジョン画面。3D。 |
主人公と仲間たち 主人公は男性のみで、名前とニックネームを入力できます。 仲間になるクラスメイトは8人。行動するためのパーティは主人公を含めて5人まで(ほぼ固定)。シナリオ分岐や特定の条件を満たさないと仲間にできないキャラクターもいます。 !P3以降との違い:異聞録はペルソナシリーズの中で唯一、大きなシナリオ分岐が存在します。 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ↑左からブラウン、南条くん、マキちゃん、マーク、エリー、ゆきのさん、アヤセ、レイジ。それぞれの能力は様々に異なります。カーソルを乗せるとちょっと紹介文が出ます。※これらは出前一丁(バッハー)の二次創作イラストです。 |
戦闘とペルソナ 主人公と仲間のキャラクターは武器攻撃、銃攻撃のほかに「ペルソナ」を召喚することにより魔法を使用することができます。 『ペルソナ3』以降は主人公以外はペルソナを変えられませんが、今作では全員が可能です。ただしキャラクターとペルソナの間には「相性」があり、それによって召喚できるものとできないものとがあります。 ペルソナは悪魔から入手する「スペルカード」を合体させることによって、新たなペルソナを作成することができます。 またペルソナ作成にスペルカード以外の特殊なアイテムを必要とするものや、月齢の兼ね合い、合体時の事故でしか作成できない特殊なものもあります。それぞれのキャラクターに適合したペルソナを作り、使いこなしましょう。 !P3以降との違い:全キャラクターがペルソナを付け替えることができます。 |
![]() 『女神異聞録ペルソナ』より引用 ⒸATLUS ↑戦闘画面。ターン制です。ペルソナ召喚による魔法攻撃の場面。 |
![]() 『女神異聞録ペルソナ』より引用 ⒸATLUS ↑ペルソナ作成場所。ペルソナの作成には月齢や追加アイテムなども影響します。 |
![]() 『女神異聞録ペルソナ』より引用 ⒸATLUS ↑ペルソナステータス画面。キャラクターだけでなくペルソナにもレベルがあり、使い込むとスキルを覚えていきます。 |
悪魔とのコンタクト 敵である「悪魔」は『ペルソナ3』以降の「シャドウ」とは異なり、意思を持った存在です。戦って倒すだけではなく、会話によるコンタクト(交渉)を行えます。会話によって悪魔の興味を得ると「スペルカード」という重要なアイテムをもらえます。このカードがペルソナ作成の合体材料になります。 悪魔の性格や機嫌、反応は様々、主人公と仲間のキャラクターが持つ個別交渉方法も様々です。それらを組み合わせて交渉を進めましょう。 また、神話や伝説上で関係のある特定の悪魔に出会うと、ペルソナが勝手に喋りだすなど、いろいろな隠し要素があります。 !P3以降との違い:敵は「シャドウ」ではなく意思を持った「悪魔」で、会話が可能です。 |
![]() 『女神異聞録ペルソナ』より引用 ⒸATLUS ↑悪魔とのコンタクト画面。主人公と仲間キャラクターの持つ固有の交渉コマンドはそれぞれ4種類。 |
![]() 『女神異聞録ペルソナ』より引用 ⒸATLUS ↑悪魔とのコンタクト画面。会話の返答を選択する場面も。 |
![]() 『女神異聞録ペルソナ』より引用 ⒸATLUS ↑悪魔とのコンタクト画面。交渉に成功した場面。悪魔のセリフは多種多様。 |
異聞録のその他の特徴 異聞録の特徴に「ゲーム画面上のキャラクターの頭身が高い」「銃器攻撃」「悪魔との交渉」という点があります。 前者2つはペルソナ2〜4では変更されていました(デフォルメ頭身、銃器攻撃は無し)。後者はペルソナ3〜4では変更。が、とうとう『ペルソナ5』で復活! 頭身高いまま&銃器攻撃&悪魔との交渉が全てできるのは異聞録と『ペルソナ5』だけ! 他に個人的にオススメなのは、「ペルソナの潜在能力」「ペルソナトーク」「悪魔との交渉パターンの多様さ」「ドットアニメが凝ってる(特に悪魔)(キャラの銃攻撃のあとのペルソナ召喚ポーズも燃える)」「グッドステータス魔法」……など。話すと長くなるのでここでは割愛します。 あと、ストーリーに関係あるので詳しくは言えませんが、ペルソナ史上でも非常〜〜〜〜に珍しい、特殊な成り立ちのペルソナも登場します。君のその目で確認してくれ!! |
ゲームプレイするには・PS版、PSP版、PSC版の違い2019年現在、『女神異聞録ペルソナ』を遊ぶにはPS版かPSP版、もしくはPSC版のいずれかです。PS版とPSC版は同一の内容ですが、PSP版はリメイクされたもので、少し違いがありますのでご紹介します。
現時点での私のおすすめはPSP版です。もしも腕に覚えありと豪語するならPSC版をやってみてください……という感じです。 PSP版のセーブしやすいことやダンジョン脱出魔法は魅力的です。あと戦闘モーションのスキップも便利。PS版は一回の戦闘が長いのでダンジョンにかなりの時間がかかります。目的地へ行って帰るだけでノーセーブで4〜5時間かかってしまうことも珍しくありません。PSP版の新しい楽曲はアトラスらしく良質なものですし、『ペルソナ3』以降をすでにやっている方には入りやすいと思います。ストーリー自体の変更・追加はありませんので、その点では問題ありません。 PSC版は上記の通りオリジナルであるPS版に中断セーブ機能を搭載したものとなっており、PS版より若干楽なはずです。が、エンカウント率の高さやダンジョンにかかる時間自体は全く変わっていませんので、それでもへこたれないという方には是非やっていただきたいです。やはり、オリジナルの音の演出は秀逸なので(PSP版には無い)。 [追記] PSP版にせよPSC版にせよPS版にせよ、私からのアドバイスは「攻略本のダンジョンマップを見てやりましょう」ということです。もしマップ無しでガチでやるというのであれば……健闘を祈る、ただそれだけです。涙で頰を濡らしながら、死地へ赴く君の後ろ姿を見送ります。相当しんどいのでご覚悟を。 ちなみに私は最近はPS3でPS版をやっているのですが、PS3はHDMI接続です。PSCもHDMI接続です。画質の違いはどうかと言いますと、ほとんど同じですがPSCの方が若干良いみたいです。 もちろんですがHDMI接続は3ピン(RCA)接続のPSより遥か〜〜に画質がいいです。本当に画面くっきり。ついでにPSで3ピンを変換して液晶画面で見てみましたが、画面がボケボケでびっくりします。ブラウン管画面だと気にならないんですけどね。 ところで、上記に含めなかったのですがPC版も存在します。が、Windows95・98用ですので割愛とさせていただきました。内容はPS版と同じです。こちらにはスクリーンセーバーや壁紙も収録されていたそうです。 |
異聞録には続きがあります! - 関連作について![]() 『女神異聞録ペルソナ』の次に出たペルソナシリーズ『ペルソナ2 罪』『ペルソナ2 罰』。これらは異聞録の世界と明確に地続きになっており、異聞録のキャラクターが数名登場します。異聞録の3年後の世界という設定です。ゲストとしての登場だけでなく、特に『罰』ではそのうちの数名がメインキャラクターとして仲間になって戦います! 異聞録を終えたら是非こちらもプレイしてみてください。こちらもPS版の他にPSP版があります。 余談ですが『罪罰』には『デビルサマナー』(同社の他シリーズRPG)のキャラクターが登場するため、ペルソナシリーズの世界とデビルサマナーシリーズの世界に関係があるということもわかります。 | |
![]() 『ペルソナ3』より引用 ⒸATLUS |
『ペルソナ3』 ちょこっとだけ、異聞録と罪罰のキャラクター達の話が出てきます。また、主要キャラクターの中に、異聞録キャラクターと関わりのある人物が。 |
直接は出てこないけど…『ペルソナ4』『ペルソナ5』 『ペルソナ4』には『ペルソナ3』と地続きである描写が出てきます。 『ペルソナ5』には『罪罰』『ペルソナ3』『ペルソナ4』のキャラクターの話が少し登場します。 異聞録と『罪罰』とは繋がりがあるので、総合するとシリーズ全作品に何らかの関わりがあることが想像されます。 シリーズの世界観の性質上、必ずしも全てが同一の世界・時間軸と言い切ることはできませんが、何らかのつながりはあるようです(この辺は公式ではぼかされていますので、解釈は各々で……)。 | |
『真・女神転生if...』 他、異聞録に明確に関係がある世界設定の作品は『真・女神転生if...』です。こちらは異聞録より前の作品なので、上記とは反対に『if...』のキャラクターが異聞録の中に登場しています。 ゲーム内容的にも『if...』は明らかに異聞録の前駆であり、異聞録は『if...』の発展作品です。 是非、関連作品もプレイしてみてください。結局全部おすすめです! 他の『異聞録』という冠タイトルとの関連性 ついでに、『異聞録』というタイトルが冠されている同社作品が他にもあります。『女神異聞録デビルサバイバー(2009年)』と『幻影異聞録♯FE(開発元はアトラス)(2015年)』です。これらと異聞録は作品世界の直接の繋がりはありません。「異聞録」とは「外伝」のような意味合いのようです。 ちなみに略称は前者は『デビサバ』、後者は『幻影異聞録』または『♯FE』と称されることが多いようです。発売順から言っても、アトラス作品で略称『異聞録』と言えば『女神異聞録ペルソナ』です。 |
攻略本と関連書籍、CD類書籍類も多数出版されています。当時のものですので、現在ほとんどが中古入手のみとなっています。下記リンクは基本的にアマゾンです。※アフィリエイトリンクは貼っていません。私の所持品&感想一覧はこちら(ネタバレもあるのでご注意)。
商業アンソロジーは出版社別に下記一覧。果たしてこれで全部なのかどうかわかりません。とにかく大量にあります。2009年以降はPSP版が出たあとのものです。 |
当サイト『出前異聞録 revelation』は『女神異聞録ペルソナ』及び『ペルソナシリーズ』の感想や考察、二次創作作品を格納・展示するサイトです。いずれも出前一丁(バッハー)が個人の趣味で制作したものであり、『女神異聞録ペルソナ』及び『ペルソナシリーズ』の著作権者様・関係者様とは一切関係はありませんので、当サイトの掲載物についてのお問い合わせは、必ず出前一丁(バッハー)までお送りください。詳しくは「当サイトについて」をお読みください。 もどる |