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攻略&雑感置き場 ゲームシステムに関する話や、攻略っぽいものなど。当然偏った話をします。 |
暗黒覚醒大研究! [2019.2.2] 異聞録の魔法体系は「大属性 - 小属性」となっており、くだんの魔法は「暗黒 - 覚醒」です。大属性暗黒の小属性には、他に呪殺、神経、降魔、があります。例えば、おなじみの「ムド」は呪殺属性です。 さて暗黒覚醒には「ドロンパ」「ドロイド」「クイッカ」「バルザック」「マドール」「ウルバーン」の6種類の魔法が存在します。これらは被術者の未知の能力を覚醒させ「グッドステータス」という状態をもたらす魔法です。……これらの字面に見覚えが無い方が多いかもしれません。 実のところ、異聞録をプレイしたことのある方の中でも、この暗黒覚醒魔法を使ったことがある人は数少ないのではないでしょうか。そして使ったことがある人の中でも、せいぜい一度か二度、試しにつかってみた程度が大部分を占めると思われます。 なぜかと言うと、暗黒覚醒は使わなくても全くゲームに支障がない、それどころかただでさえ長い戦闘をさらに長引かせるのです。 そのため、なかなか使うことはなく、一体なぜ存在するのかよくわからない、実用性の低い魔法の一群となっています。 ※以下記事は全てPS版のものです。PSP版では違うかもしれません。 私が暗黒覚醒を愛する理由 諸君、私は暗黒覚醒魔法が好きだ……以下省略。この章は気が向いたら読んでください。 私がなぜ暗黒覚醒が大好きかと言いますと、まずひとつ目は、TRPG的に想像するとめちゃくちゃ面白いからです。もしも異聞録がそのまんまTRPGなら、おそらく暗黒覚醒は大人気魔法です。 例えば、暗黒覚醒のひとつ「ウルバーン」、これは被術者を人狼化させる魔法です。見た目が変わる、それだけで面白い! しかも基本的に被術者に許可無しでかけてしまえる魔法なので、盛り上がること間違いなし。それから「ドロイド」、これは瀕死(DYING。行動不能の状態)の被術者を操って戦闘に参加させる魔法で、要は簡易ゾンビ化みたいなものです。行動不能になった他人のキャラを勝手に動かす……想像するだに面白い! TRPGでは盛り上がるはずです。 TRPGを知らない方にはわかりにくいかと思いますが、要は「暗黒覚醒はビジュアルを想像すると面白い」のです。二次創作でも映えるでしょう。 ふたつ目は、暗黒覚醒がもたらすステータスの状態を「グッドステータス」と言うのですが、そう、おなじみ「バッドステータス」の逆です。このグッドステータス、ペルソナシリーズではもちろんのこと、たぶん他のメガテン系作品の中でも出てこない……? グッドステータスはおそらく異聞録が唯一なのではないかと思われる、激レアな状態変化なのです。 メガテン作品は数多いし今はもうできないゲームもあるので、いつかちゃんと調べたいところ。 三つ目は、私の推しキャラである「城戸玲司」の初期ペルソナ「ブレス」の属性が「暗黒 - 覚醒」なのです(異聞録ではペルソナにも「大属性 - 小属性」があります。悪魔にもあります)。当然、玲司の他の最高相性ペルソナは全体的に暗黒系で、覚醒魔法は得意ジャンルなのです。これは推すっきゃない! このようなわけで私は暗黒覚醒が好きなのです。でも……実際ゲームの上で実用性がなければ無用の長物。 しかし、以前から疑問に思っていることが。先述したように、一回も使ったことがないか、試しに一回使ってみただけ、というパターンが多い様子。この魔法を詳しく解説した文章は見たことがありません。本当に暗黒覚醒って使えない魔法なの……? では、私が検証してみるしかないではありませんか。そのようなわけで、私がちょこちょこと検証し、どういう時に使えば役に立つか、などを考えたものをまとめました。これによって暗黒覚醒をお使いいただければ幸いです。 先に結論:暗黒覚醒はライトバッドステータスに強い! 結論を述べておきますと、暗黒覚醒、すなわちグッドステータスはライトバッドステータスに対して強いです。 異聞録のバッドステータスにはライトとヘビーがあります。3段階まであるのがライト、段階が無くて自然に回復しないのがヘビーです(ちなみに「DYING(瀕死)」もヘビーバッドステータスです。異聞録には「死亡」という状態が存在しません。そのため即死魔法はヘビーバッドステータスの扱いです)。
補足:【1】の相殺はドロンパ、それ以外はかかりません。【2】はドロイド以外全てです。詳しくは次項の『暗黒覚醒魔法まとめ一覧表』をご覧ください。 これらは説明書にも攻略本にも書かれていないので、ちょっと裏技のような効能です。【1】は前代未聞のライトバッドステータスの「予防」! 【2】はほとんどパトラです(正確にはパトラとペンパトラの間と言ったところ?)。 つまり、パトラやバッドステータス回復アイテムが無い時、意外に使えるのが暗黒覚醒魔法ということ! 玲司と相性の良いペルソナに回復系の魔法は無いと思っていましたが……あるんですよ! 詳しくはあとで述べますが、デメリットが少なくて使いやすいのが「クイッカ」や「ウルバーン」です。「クイッカ」は玲司の初期ペルソナ『ブレス』が所持しているので、玲司合流後、リリムやマルファスのマリンカリン地獄の時にいかがでしょうか。 さてここからは……。 どの魔法が何に使えるのか、かいつまんで知りたい→『暗黒覚醒のメリットを考える』へ 各魔法について詳しく知りたい→『暗黒覚醒魔法まとめ一覧表』へ 暗黒覚醒魔法まとめ一覧表 ・黒字は説明書、攻略本に掲載されていてあらかじめ判明している情報。青字は私が検証して得た情報(なので信頼性は低いぞ!! 私が調査した情報により損害が生じても責任は負いかねます。あらかじめご了承ください)。 ・ライトバッドステータス…HAPPY、FREEZE、PANIC、SHOCK、CHARM、BIND、SLEEP、UNLUCK、CLOSE、GUILT、BLIND、TERROR。3段階まであり、ターンで自然に回復するもの。 ヘビーバッドステータス…POISON、PALYZ、STONE、SICK、DYING。自然に回復しないもの。 ・所持ペルソナのあとの()内はキャラクターの相性。◎=最高相性。◯=良相性(発動可能)。△=不可相性(発動不可能)。×=相性最悪(降魔不可能)。 ・通常戦闘のみに関するデータです。
細かい検証データ 上記一覧表を見ていただければ概要はおわかりいただけると思います。しかし例えば「マドール」の魔法攻撃力上昇は「おそらく1.5倍」とは、どうやって導き出した数字なのか、といえば、それはもちろんちまちま戦闘をメモして計算しました。一応、こちらに細かい部分を記載しておきます。見た通りデータの母数は多くないので、誤差を予想したざっくりで勘弁してください。通常戦闘のみに関するデータです。(小数点以下は一の位までで四捨五入。) 【ドロンパ】
【バルザック】
【マドール】
補足:マドールの行動はプレイヤーにとって不都合もありますが(反射相性の魔法を使ってしまうなど)、都合の良い場合も多々あり(反射相性を避けたり、敵が「水晶の壁」を使ったらその都度そのターンだけガードすることもある)、本当にランダムなのか疑ってしまうレベルです。私の調査した限りでは「良い:悪い」=「6:4」と言った印象。比較的、プレイヤーに都合よく行動してくれるのです。しかし大属性や小属性の関係性も調べましたがそれらしい法則は見えず、たぶん……ランダムなんだろなあ……という結論です(説明書の言うことを信じろよ)。 【ウルバーン】
暗黒覚醒のメリットを考える ここではメリットとデメリットをピックアップし、私の考えたオススメ使用法を書いていきます。 まず被術者がDYINGじゃないといけないドロイドは除くとして、他の5つはライトバッドステータス防止に普段使いできます。ただ、それぞれデメリットがあるので、あらかじめ知っておいた方がいいでしょう。 ライトバッドステータス防止目的なら、デメリット少なめで全員使用可能なクイッカとウルバーンがオススメです。
攻略本情報の訂正 攻略本『女神転生ペルソナ公式ガイドブック』の暗黒覚醒の項目ですが、「時間」の項が全て「1」になっていますが、これは誤りです。 ↓訂正するとこうなります。上から「3、続、続、10、10、10」です。 ![]() 関係ないですがドロンパの「未知の能力を覚醒させ」という一文がグッときます、大好き。 あとがき 正直まだまだ検証件数の母数が足りないと思います。もっとデータを増やせば新たな発見があるのかも……。他にもお気づきの事がありましたら是非教えてください。 謝辞:ほぼ全部の実験台をマークにやっていただきました。行動順が遅い、バッドステータスのかかりやすさ、何もかもが実験台にぴったりで助かりました。ありがとうマーくん! (なんかごめん。) |
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